自身のTwitterで白血病と診断されたことを公表しました。
白血病とは?ドナーになるには?
簡単に説明しますね!
白血病は血液のがんです。血液は赤血球、白血球と血小板の3種の血球と、これらが浮遊している液体である血漿より成っています。血球は骨の中にある骨髄の中で作られます。白血病は正確には血液のがんではなく、血球のがんです。血球を作る細胞すなわち造血幹細胞が骨髄の中でがん化して無制限に増殖する病気です。
さらに、脾臓や肝臓などに進入し、さまざまな症状を起こしたりもします。
【急性白血病】
- 急性骨髄性白血病
- 急性リンパ性白血病/リンパ芽球性リンパ腫
- 急性前骨髄球性白血病
【慢性白血病】
- 慢性骨髄性白血病
- 慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫【その他】
- 成人T細胞白血病/リンパ腫
- 骨髄異形成症候群
原因
原因は詳しくはわかりません。
白血病発生率は年々増加傾向にあり、2009年では年間人口10万人当り 6.3人(男7.8人 、女4.9人)で、年間約7,900名が死亡しています。
治療法
- 化学療法(抗がん剤治療)
- 分化誘導療法
- 分子標的治療
- 造血幹細胞移植
- 支持療法
- 病型別の治療法
造血幹細胞移植とは
造血幹細胞移植は、通常の化学療法や免疫抑制療法だけでは治すことが難しい血液がんや免疫不全症などに対して、完治させることを目的として行う治療です。
通常の治療法に比べて、非常に強い副作用や合併症を生じることもあります。そのため、造血幹細胞移植を行うかを決定する際には、患者さんごとに、慎重な検討がされます。造血幹細胞移植では、大量の化学療法や全身への放射線治療などからなる移植前処置(いしょくぜんしょち)のあとに、自分またはドナーから事前に採取した造血幹細胞を点滴で投与します。血液やリンパのがんなど化学療法や放射線治療が効きやすいがんが治療の対象になります。
骨髄移植をすれば助かる可能性があるのですね!
造血幹細胞移植にも種類があります。
骨髄移植
ドナーに全身麻酔をして骨盤を形成する大きな骨=腸骨(腰の骨)から採取した骨髄液を、患者さんの静脈へ点滴で注入します。末梢血幹細胞移植
ドナーに白血球を増やす薬(G-CSF)を3~4日間、連続注射し、末梢血中の造血幹細胞が増えたところで血液成分分離装置で造血幹細胞を採取し、骨髄移植と同様に患者さんへ移植します。さい帯血移植
さい帯血は、お母さんと赤ちゃんを結ぶさい帯と、胎盤の中に含まれる血液です。その血液中には造血幹細胞がたくさん含まれています。さい帯血バンクではさい帯血を保存し、移植の必要な患者さんに提供し移植します。
今回は骨髄移植について話させて頂きます!
病気を根本的に治していこうというのが骨髄移植というのです!
ドナーになるには
ドナーになる条件
- 骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
- 年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方
- 体重が男性45kg以上/女性40kg以上の方
詳しくはこちらへ↓
ドナー側の流れ
- 通知
- コーディネート開始
- 最終同意
- 健康診断
- 採取の準備
- 入院
- 骨髄液採取
- 退院 フォローアップ
まとめ
白血病とは
血球を作る細胞すなわち造血幹細胞が骨髄の中でがん化して無制限に増殖する病気です。
これにより、骨髄が正常に働かなくなってしまうのです。
治療法
いくつかありますが、化学療法や免疫抑制療法などでは治らない時
骨髄移植であれば治る可能性があります。
費用について
数百万円かかり、その2割から3割が患者さんの自己負担となるようです。
ただし、医療費の自己負担分が高額になった場合には高額療養費の適用となり、自己負担限度額を超えた分の費用はあとで戻ってきます。
ドナー側の費用については患者の保険から支払われることになります。
次の記事ではドナーとなった人のサイトを参考に流れや体験談について詳しく説明します!
と思いますね!
ただ、ドナーというのは結構リスクがあるのです。