手足が動かせなくなる脊髄損傷の患者に、
患者自身の特殊な細胞を利用して症状を改善させる治療の保険が条件付きで
適用となりました!

脊髄損傷って?

症状

完全麻痺と不全麻痺があります。損傷された脊髄から遠位の運動・知覚の障害がでます。完全麻痺では下肢が全く動かず(頚椎では四肢が全く動かない)、感覚もなくなります。

日本整形外科学会

損傷具合によりますが、脊髄が損傷すると、手足などがマヒしてしまうのですね。

原因と病態

脊椎の脱臼や骨折によって脊髄が圧迫されることによって起こります。
頚椎では、もともと脊柱管が狭くなっている人や頚椎後縦靭帯骨化症や頚椎症などで脊髄の圧迫が存在している人が転倒などによって衝撃が加わることで脊髄損傷が生じることがあります。脱臼や骨折がなくても生じるので「非骨傷性頚髄損傷」と言います。

日本整形外科学会

主に骨折や脱臼が原因で脊髄が圧迫され、損傷してしまうみたいです。

診断

麻痺が存在し、MRIやX線(レントゲン)で脊椎・脊髄の損傷部位が明らかになれば診断がつきます。

予防と治療

損傷された脊椎を動かさないようにして損傷の広がりを予防します。四肢が動かない頚髄損傷では、頭部と体幹を一体として固定して病院へ搬送します。

受傷直後は「脊髄ショック」の状態で完全麻痺と不全麻痺の区別が付きませんが、脊髄ショックを脱して完全麻痺であれば一般的に予後は期待できません。治療は不安定性(グラグラしている)のある損傷脊椎の固定が中心となります。不全麻痺で脊髄圧迫が残っている場合には、圧迫を除去する手術を行います。

麻痺が遺残した場合には、残っている機能を使用して日常生活でできることを増やすために、リハビリテーションを行う必要があります。

日本整形外科学会

完全麻痺であれば一般的に予後は期待できないみたいです。
しかし、今回の治療法が保険適応となれば新しい選択肢がうまれます。

どんな治療法?

札幌医科大学などが開発したもので、事故などで脊髄が傷つき手や足を動かせなくなった脊髄損傷の患者を対象に、患者の体内から取り出した「間葉系幹細胞」と呼ばれる特殊な細胞を培養して増やし、1億個ほどを血液中に戻して症状の改善をはかります。

NHK NEWS WEB

正直よくわからないけどすごそうですね!
ポイント
  • 7年以内に改めて有効性を検証することなどを条件に国から認められる
  • 札幌医科大学が医療保険を適用しての患者受け入れを開始
  • 対象となる患者は、脊髄を損傷してからおおむね1か月以内の重症患者
  • 来年度以降、ほかの医療機関でも治療が行える

まとめ

  • 脊髄損傷の患者を対象に、体内から取り出した「間葉系幹細胞」と呼ばれる特殊な細胞を培養して増やし、1億個ほどを血液中に戻して症状の改善を図る治療
  • 7年以内に改めて有効性を検証することなどを条件に国から認められる
  • 札幌医科大学が医療保険を適用しての患者受け入れを開始
  • 対象となる患者は、脊髄を損傷してからおおむね1か月以内の重症患者
  • 来年度以降、ほかの医療機関でも治療が行える

自分も病院に勤めているので、脊髄損傷した方をみたことがあります。
まだ小さい子供がいるのに、腕と足が動かないという方もいました。
そんな方々がこの治療をすることで少しでも改善していってくれたらと思います!

 

 

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